主催のプログラム

演劇クラブ③ 9/29 活動報告

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9月29日は、広島市中央公民館にて、3回目となる演劇クラブが開催されました。

おきらく劇場ピロシマのファシリテーター坂田光平さんが講師です。

この日に集まったのは11名。初めて出会うメンバー同士で気持ちをほぐすアイスブレークのゲームから始まります。

写真は、手の甲に乗せた10円玉を落とし合うゲームです。笑いも溢れますが、みんな真剣な表情です。

つぎは、身体をほぐします。お互いの手と手を合わせて、揉んでいきます。くるりと一回りして、「痛くない?」「もっと強く!」「下の方をお願い」など、声を掛け合いながら、モミモミ…お互いの身体にふれあい、実際に身体に触れ合うことで、お互いのことを知っていきます。

次に、床に寝転び、力を抜いて、発声練習をしました。

地面に寝転がり声を出している時間は、自分の身体と向き合っている時間でもあります。目を閉じて、自分の身体に手をあてて、どんな風に自分の身体が動いているのかを感じます。空気が入ってくる場所や、声を出した時に震える場所を、自分の手で確かめる時間です。演劇は、人と向き合うことももちろんですが、自分自身とも向き合う時間でもあります。会場には、ゆっくりとした時間が流れました。

あくびをして眠たくなるくらいリラックスしている参加者さんもおられました。

この日の演劇クラブでは、キャッチボールを行いました。投げるのは目に見えるボールではなく、目に見えないボールです。周りの人は、ボールを持っている人の動きをよく見て、投げられたボールをキャッチします。

講師の指示で、投げられる見えないボールは段々変わっていきます。重くなったり、軽くなったり、大きくなったり、小さくなったり………

渡されるボールは目で見ることはできませんが、相手の動きや表情を受け取ることで、一体どんなボールなのかを感じることができます。

ボールではないものも渡していきます。冷たい氷や、ぴょんぴょん跳ねるカエル!も手渡しです。甘いアイスクリームは、手渡しているうちに、みんな食べてしまって、最後の方はなくなってしまいました。

最後は、チームに分かれて、台本を使って、短い演劇作品をつくり、発表を行います。短い台本の中には、焚き火に当たる暖かさ表現する場面や美味しい食べ物を食べる場面、物を運んでくる重さを表現する場面などが盛り込まれています。

もちろん本物の焚き火は登場しないわけですが、俳優たちがそこに焚き火があると信じて演技をすることで、舞台上には見えない焚き火が生まれます。すると、舞台上の俳優たちだけではなく、観ているお客さんも見えない焚き火を楽しむことができます。

おきらく劇場ピロシマ演劇クラブでは、規模が小さいながらも、参加者の皆さんと想像を共有し、共に表現する体験を積み重ねていきたいと思っています。

次回開催は11月17日(日)14時〜16時 中央公民館 大集会室2です。

参加や見学の希望、お問い合わせはお気軽にどうぞ。

メール 5656okiraku@gmail.com
電話 070-5671-8668 (9時〜18時 水・日・祝休み)


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