9月7日(土)スポーツ交流センターおりづるにて、2019ワークショップ2「コネコネタイム」を開催しました。
講師は、橘 篤史 先生です。
福祉サービス事業所の利用者さん、職員さん、支援学校の先生、個人で制作されている方など、15名が参加されました。
使用するメインの画材は、スーパーカルモ、絵の具(今回はイベントカラーを使用しました)、発泡スチロールです。その他、ヒモ、毛糸、針金、ボタン、スパンコール、貝殻、シールなど引っ付けたら面白いかなと思う素材を用意しました。
橘先生から、スーパーカルモの特徴や扱い方で気をつけるポイントを教えてもらったら、早速創作開始です。
真っ白い粘土に絵の具を練り込み、色粘土を作っていきます。手に絵の具がつくのが苦手な人は、ビニール袋やサランラップを使って練り込みます。手につきにくく、思っていたより柔らかかったので、簡単に色粘土を作ることができました。
発砲スチロールを土台にして粘土を貼り付けたり、ちぎったり、丸めたり、のばしたりと思い思いの制作を行いました。
途中「先生、これを浮かせたいんです。どうしたらいいですか。」と空間を意識した作品作りをされたり、他の人の作品を見てまわって、ヒントを得たりした人もいました。
「土台にする色画用紙があったらよかったね。」など、皆さんの自由な表現に準備が追いついていなかったりと、つくることを思いっきり楽しんだ後、「どうする?どうやって飾る?」という声も上がりました。
飾ることを考えた創作、できあがりを導く創作ではないことが、アートに取り組む本質だと感じました。
できた形にスパンコールをつけたり、シールを貼ったり、ワイヤーをつけたりして、装飾ができたらワークショップでの制作は終了です。この後、粘土が乾いてから再度着色したり、ニスを塗ぬれば、さらに作品の表情がかわってきます。
参加者のみなさんから「いつもより長い時間椅子に座っていることができた」「終始笑顔だった」「新しい道具を使うことができてよかった」「施設で絵を描くときには登場しないキャラクターも作ることができた」など色々な感想をいただきました。
感想を聞きながら、いつもとは違う場所や人と創作をすることは、参加者の気持ちに刺激を与え、気持ちと共に表現も変化していくことを感じ、ワークショップを開催する目的について改めて考えることができました。
参加者の皆さん、橘先生、のびのびとした楽しい時間を共有させていただきありがとうございました。