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【専門家派遣レポート】社会福祉法人友和の里 様

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少し前になりますが、6月13日(金)に社会福祉法人友和の里さんからのご依頼で、ART COMPLEX HIROSHIMA代表の玖島雅子先生と一緒に訪問しました。

昨年度は美術表現に挑戦されたとのことで、今回は身体表現をテーマに、利用者さんが楽しむことができる時間をつくってほしいというご依頼でした。

ワーク開始前には、スタッフの皆さんと入念なミーティングを行いました。参加者さんの普段の様子やワークの内容を共有し、玖島先生からは「普段ケアする側であるスタッフの皆さんが、率先してワークを楽しんでくださいね」というお話がありました。

午前10時、入所棟から10名の利用者さんが来られました。初めて入る部屋、初めて会う人たちがいることに、最初は少し戸惑っている様子。しかし、玖島先生(くぅ先生)の明るい掛け声とともにワークが始まると、様子は一変!

最初は立ち尽くしていた利用者さんの横で、スタッフの皆さんが全身を使って楽しそうに身体を動かし始めます。すると、音楽のリズムが感じられるにつれて、次第に利用者さんにも動きが見られるようになり、スタッフさんと同じ動きをしようとする姿も。

会場内を歩いたり、手を繋いだり、身体にタッチしたりとワークが進むにつれて、自然と一体感が生まれていきました。最後は皆さんの笑顔で、会場全体が和やかな雰囲気に包まれました。

身体が程よくほぐれた頃、大きなシルクの布が登場しました。布の下で動きを楽しんだり、布の上に寝転がって気持ちを落ち着かせたりと、皆さんそれぞれの方法でリラックス。最初から最後まで、全員がそれぞれの楽しみ方で参加されていたのが印象的でした。

ワーク後の振り返りでは、スタッフの皆さんからたくさんの嬉しい声が聞かれました。

・「座ったままの人や退室する人もいるだろうと思っていたが、前半はほぼ全員が参加してくれた。私自身が楽しかったので、それが皆にも伝わったように思う。」
・「誰も出ていかなかったのは、居心地のいい場所だったからかもしれない。普段は見られない笑顔が何度も見れて、本当に楽しんでくれていたんだと感じた。」
・「事前にメンバー表を見て『難しいかも』と思っていたが、良い意味で予想を裏切られた。皆でやることで自然と身体が動き、言葉を交わせなくても打ち解けられる入口ができた。初めての試みにも関わらず、皆を巻き込めた活動になった。」
・「普段、こちらから声掛けをしてもなかなか輪に入ってくれない方が、今回は最後まで参加し、楽しんでくれた。職員が楽しむことで、利用者さんも安心して心を開いてくれたように感じた。」
・「最後のクールダウンもとても良かった。普段寝転ばない方もリラックスして寝転んでいて、メリハリがあって効果的だった。」

今回の身体表現のワークショップが、参加された利用者さんの皆さんにとって、そしてスタッフの皆さんにとっても、新たな発見と喜びをもたらす時間になったことを強く感じました。

一人ひとりの“参加のかたち”を大切にしながら、心も身体もほぐれる素敵な時間となりました。

玖島先生、ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!

広島県アートサポートセンターでは、広島県にある障害者福祉施設・事業所、団体を対象に美術表現や舞台表現に関する専門家派遣を行なっています。専門家派遣にご興味のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください!

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