8月6日(日)大崎上島町生活サポートセンターIランド 様から「利用者の方にいつもとは違う表現活動を楽しんでもらいたい」というご依頼を受けて、指導者派遣に行ってきました。
講師は、画家の濵田 俊彦 先生です。
「ぐうぜんからきづくカタチ」と題して開かれたワークショップに、9名の方がご参加くださいました。
用意された画材は、白・色画用紙、色紙、鉛筆、クレパス、アクリル絵の具、墨汁、筆、ローラー、綿棒、毛糸、紙紐、新聞などです。
先生から「自分で工夫しながら、表現していきましょう」と言われスタートしたものの、普段とは違う様子や道具に、ほとんどの皆さんが、どの画材を使えばいいのか、どう描いていけばいいのか戸惑いを示されていました。ですが、画材が置いてある机で、表現されている先生の姿を参考に画材を手に取り、ゆっくりゆっくり創作が進んでいきました。
色紙を好きな形に切って、画用紙に貼り付けられる方、ローラーに絵の具をつけ、ダイナミックに着色される方、定規で丁寧に図りながら形を組み立てられる方など、色々な表現をされていました。土台の画用紙が表現で埋めつけされる頃には、お互いの作品を見ながら、話し声や笑い声も聞こえてくるようになり、和やかな雰囲気で創作が続いていきました。
創作の合間に、先生が一人一人の作品を持たれ、近くで見たときと遠くで見たときの感じ方の違いや空間のバランス、色の重なりについて丁寧にアドバイスくださり、無意識で重ねた色や、形から、思いがけない表現が生まれる偶然性を大切にしてほしいとお話しくださいました。
皆さん、先生のアドバイスを受けて、早速作品から離れて、眺めてみたり、空間を埋めるように塗り込んでとみたりと実行され、いつもとは違う表現活動を通して、少しだけですが新しい何かを感じていただけたように思いました。
2時間という短い時間でしたが数枚の作品が完成しました。
ご参加くださいました皆様、ご依頼くださいました大崎上島町生活支援センターIランド様ありがとうございました。