2016年7月16日
障がいのある人のアート活動についての権利擁護セミナー開催
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7月16日(土)に、
広島県アートサポートセンターひゅるる主催で「障がいのある人のアート活動についての権利擁護セミナー」を開催しました。 講師として、ひとは福祉会理事長 寺尾文尚氏、弁護士 三浦友美氏、知的財産研究家 加藤直規氏の3名の専門家協力委員の先生にお越しいただきました。 最初に寺尾先生から障がいのある方とサポーターの関係性やサポーターの考え方に関するお話を聞き、あらためてまわりのサポーターの方々の意識と共通認識が深まることが大事なのだと学びました。
権利というとなんだか堅苦しいイメージがありますが、権利ってそもそもどこに発生するの?など三浦先生が著作権についてわかりやすく説明して下さり改めて著作権や二次利用する際の権利について正しく認識する事が出来ました。
また、加藤先生は実際に二次製品を作ることを想定してセミナーに参加された方の意見も聞きながらのディスカッション形式で説明をして下さいました。実際の商品につける価格の出し方など専門的なことも学ぶ事ができました。
後半は三浦先生、加藤先生のお二人と参加された皆さんとで一緒にディスカッションを行いました。参加された方から事前に頂いた疑問質問にお二人の先生が詳しく答えてくださったり、 途中からは参加者同士で質問をし合ったりと普段聞くことのできない他の事業所でのやり方や方針などを知る事ができました。とくに各事業所のアート作品の販売方法などは皆様々で、どうするのが正解ということはなく貴重な意見交換の場となりました。
時間はあっという間に過ぎ、残念ながらすべてのご質問にお答えすることはできませんでしたが、大変充実した時間となりました。参加者の皆様、長い時間でしたがご参加ありがとうございました。
権利というとすべてを理解することが難しい面もありますが、少しずつ共通認識を持つサポーターの方々が増えていくことを願っています。
また、このような勉強の機会を設ける事ができればと思います。