主催のプログラム

指導者派遣実施レポート:社会福祉法人歓びの園 みゆき広場 

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1月15日(木)にアトリエラッカプラネットの西本真祐子先生と、社会福祉法人歓びの園 みゆき広場 様 を訪問しました。

創作活動の目的は、

  • 新しい美術表現にチャレンジする。
  • それぞれのペースで楽しい時間を過ごす。
  • 共同作品を作る楽しさ喜びを感じる。    の3つです。

「みんなで一つの作品を作る喜びを味わおう」と題して、創作活動に取り組みました。

30名の利用者さんと約15名のスタッフさんが参加されました。

創作は2グループに分かれて行いました。

第1グループ

 鳥型にカットしてあるアクリルシートに指で絵の具を塗っていきます。

指がツルツルと滑る感じを楽しんだり、色が混ざっていく様子を楽しみました。
白い部分が残らないように、しっかり丁寧に塗っていきます。

 絵の具が全体に塗れたら、綺麗な新聞紙の上に鳥のシートを移動させ、和紙で色を写し取ります。

切りやすいようにドライヤーで絵の具を乾かします。
作品が早くできた方はドライヤー担当としてお手伝いくださいました。

 白い部分を切り取ったら鳥が完成!!

第2グループ

四角い用紙に指で絵具をつけながら、ハートっぽい形を描いていきます。

ハートの形に関わらず、用紙全体に色をつけ、指を動かす感覚を楽しむ方、
全体を塗った達成感に満足される方もおられました。

 ハート型が描けたら、用紙を半分に折ってハートの半分の形をイメージしてカットします。広げて折り目に沿って切りとると羽が2枚出来上がりました。

 次に、鳥型にカットしてある用紙を着色していきます。

指で描いた時と、筆で描いた時の違いを感じながら色ぬりをしました。

 羽2枚を糊で貼ります。くちばしを付けて、目を描いたら鳥が完成!!

広い壁面に貼られた木の幹や枝が描かれている大きな紙に鳥を貼り付けます。

幹や枝の準備も利用者さん、スタッフさんと一緒にやりました。
大切なものを扱うように心を込めて、剥がれないようにしっかり抑えます。
「どこに貼ろうかな」と全体を見ながら丁寧に貼り付けられていました。

たくさんの鳥たちが集っていきます。

 お話をしている鳥、木にとまって休憩をしている鳥、今にも羽ばたいていきそうな鳥など、一羽一羽違った表情がみられ、想像力を掻き立てられる作品が出来上がりました。

今回はフィンガーペイントとモノプリントという技法で作品を作りました。

皆さん、積極的な姿勢で臨まれ、手が止まることなく、作品作りを楽しまれていました。鳥が出来た時も嬉しそうにされていましたが、木に集った共同作品が出来上がると更に喜ばれ、作品を見ながら何度も前を歩かれている姿が印象に残りました。

この作品にもう少しパーツを加えて楽しむこともできるし、題材を変えることで、また面白い作品を作ることができるなと、次の展開を考えるとわくわくした気分になりました。

みゆき広場の皆さん、西本先生、元気で生き生きとした雰囲気を感じることができた時間をありがとうございました。

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