主催のプログラム

【第1回】障がいのある人のアート活動を支援する人たちのためのスキルアップセミナー&ワークショップ開催

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2016年9月17日
障がいのある人のアート活動を支援する人たちのための
スキルアップセミナー&ワークショップ第1回開催
【広島県立三原特別支援学校】

 

9月17日(土)に、広島県アートサポートセンターひゅるる主催「障がいのある人のアート活動を支援する人たちのためのスキルアップセミナー&ワークショップ」第1回を広島県立三原特別支援学校様にて開催しました。講師として広島県立三原特別支援学校の部家光成教論、アトリエぱお代表の加藤宇章氏をお迎えしました。

はじめにNPO法人ひゅーるぽん理事長川口隆司が障がい者アートの国内と広島での取り組みについて、現状とこれからの流れについて解説しました。今後障がい者アートをどう考えていけば良いのかを考える良いきっかけとなりました。

その後、広島県立三原特別支援学校の部家光成教論による事例発表を行いました。立体作品に精力的に取り組んでおられる指導の様子や、実際に使用している教材を用いながら、立体作品の芯の作り方、組み立て方などを詳しく解説していただきました。
粘土作品を制作する際、骨組みや芯となる部分がしっかりしていないとすぐ折れてしまったり、自立しないことがあり、それをしっかりアドバイスするのがサポーターの役目であること。そこをしっかりと作ることが出来たら、あとは本人の創作意欲に任せて自由に制作してもらうことが大切であること。などを学ぶことができました。

午後からのワークショップでは、午前中の制作の続きをしながら、加藤宇章氏のすぐに生かせる表現・技法について「立体作品の作り方と素材の選び方」と題して解説していただきました。スライドショーで過去のアート・ルネッサンスの入選作品の写真を見ながら、様々な素材や大きさの作品があること、既成概念にとらわれず形にすることが大切であること。それがその人にとっての大事な表現行為となっていること。などを学びました。

参加された方々は普段あまり触れることのない素材に戸惑いつつも、楽しそうに意欲的に制作に取り組まれていました。実際に素材に触れながら学ぶことにより、素材についての特性を理解し知識を深めることが出来たのではないかと思います。

ご参加下さった皆様、長い時間でしたがありがとうございました。
今回学んだことを、色々な現場で生かして頂ければ幸いです。

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