主催のプログラム

おきらく劇場ピロシマ「ウタとナンタの人助け」松山公演無事終演しました!

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12月7日〜8日にかけて、愛媛県松山市にある劇場・シアターねこにて、おきらく劇場ピロシマ初となる県外公演を開催しました。公演の様子をレポートします。

まずは、朝9時ピロシマのメンバーが緊張の面持ちで広島駅に集まってきました。

それぞれの旅の荷物を持ちながら、バスに揺られて約3時間。キラキラと光る瀬戸内海を観ながら松山に到着です。

松山に到着したこの日は本番の公演も控えているため、みんなバスの中で体力を使い切ってしまわないように、気持ちを落ち着けながら到着しました。

劇場の皆さんにご挨拶をして、先に松山入りしていた演出永山さんたちとも合流しました。お昼ご飯が終わったら、早速舞台で練習です。総勢20名のキャストが勢ぞろいしました。

慣れない場所でみんな緊張気味。まずは、時間をかけてウォーミングアップをして、身体と心をほぐします。

「ウタとナンタの人助け」は広島県内では何度も再演を重ねてきた作品です。おきらく劇場ピロシマでは毎回、新しいメンバーやこれまで出演してきたメンバーが混じり合いながら様々な舞台を共に乗り越えてきました。この度は、初めての旅公演ですが、これまでと同じように稽古や身体ほぐしで共にして来た時間を大切にしながら舞台に臨みます。

あっという間に夜が来て、公演の時間が近づいて来ました。

お客さんも続々と会場を埋めていきます。いつもより暗い舞台袖にドキドキ…。さあ、幕が上がります!

たくさんのお客さんに、舞台を楽しんでいただくことができました。

【公演をご覧になったお客さんの感想より(一部抜粋)】

・全ての演劇にたずさわりたいと思っている人が 何のこだわりもなく自由に参加できることを望みます。シアターねこの雰囲気もとてもよくて、ほんとうにほんとうに嬉しい気持ちを抱えて帰ります。

・「心から舞台に立つことが嬉しい!!」ってピカピカに、ストレートに、伝わる感覚がすごく嬉しくて、心動かされました。

・一人ひとりの個性やその人らしさが十分ににじみでて、味わい深い芝居でした!創作の現場のたのしさが伝わってきました。「おーい」という全員のセリフが一番グッとくるなあ。

他にもたくさんの温かいメッセージをアンケートにお寄せいただきました。ご来場の皆さま誠にありがとうございました。

初めて出会うお客さんとも、上演する作品を通じて、空間を共にし、共に心を動かすことができることが演劇の魅力的な特徴の一つです。

長距離の移動もあり、公演もあり、盛りだくさんの1日でしたが、翌日の公演に備えて、この日はホテルでぐっすり休みました。

***

2日目の朝は、宿の朝ごはんから始まりました。

朝ごはんを食べながら、昨日の夜の出来事を話したり、お互いのことを話したり…

寝食を共にすることで、新たにお互いを知り合えた部分もたくさんあるのではないでしょうか。

準備ができたら、劇場へ移動し、お昼からの本番に向けて、入念にウォーミングアップを重ねます。本番に向けた稽古もとても大切ですが、このウォーミングアップの時間もとても大切だと感じています。

集まった時は、みんな身体の状態や心の状態はバラバラです。普段の稽古でも、1日職場で働いたり、学校で勉強をしたりした後に皆稽古場に集まってきます。もしくは稽古の前に、落ち込む出来事や、嬉しい出来事に出会っているかもしれません。そんな身体や心の状態を仕切り直して、心をすり合わせていく時間がウォーミングアップの時間です。

皆で準備を整えて、いよいよ松山公演最後のステージが始まります。

始まる前は、不安に思ったり、ドキドキしたりする気持ちが、不思議と本番ではなくなって、一緒に作品を楽しんでいる自分に気がつきます。

あっという間の40分、お客さんからも温かい拍手をたくさんいただくことができました。

お世話になった劇場さんの片付け、掃除をして、最後にみんなで集まりました。

演出の永山さんからもこんなメッセージをいただきました。

「いろんな方のおかげで時間を過ごすことができた。

ここにいらっしゃらない方も含めて

私からみなさんへ

みなさんからほかのみなさんへ

最後はこの言葉で終わろうと思います。

ありがとうございました!」

最後はお互いにそして劇場の皆さんに「ありがとう!」を言って、劇場・シアターねこを後にしました。

お互いに敬意を持って活動することを大切にしながら、おきらく劇場ピロシマはまた次に向かって歩き出します。

(報告:山田めい)

次回おきらく劇場ピロシマによる演劇公演「ウタとナンタのさかのぼり」は2月28日〜29日、広島市東区民文化センターで開催します。ホームページに詳細をアップ予定ですので、ぜひお楽しみに!

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