主催のプログラム

みゆき広場 様 指導者派遣レポート

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1月25日(木)社会福祉法人歓びの園 みゆき広場様に指導者派遣として訪問させていただきました。
講師は、西本 真祐子先生です。
29名の利用者さんが、新しい表現を体験することを楽しみに待ってくださっていました。
今回体験する、表現は「墨流し絵」と「額作り」です。
人数が多いので、一つ一つの工程の間に休憩を入れながら、丁寧に進めていきました。
 

①下描き
 真っ白な画用紙に、好きな形、色を描きます。
「描きたい!!」という思いが強い方が多く、色々な色を塗り重ねたり、筆を思いっきり動かしたりと、集中して描かれていました。

②墨塗り
 カラフルに仕上がった作品を、墨で塗りつぶしていきます。
 西本先生は「せっかく描いた作品を黒で塗りつぶすのは嫌かな〜?」と心配されていましたが、ほとんどの方が躊躇なく作品を真っ黒に塗りつぶされていました。

③墨流し
手洗い場を借りて、作品全体に塗った墨を水で流していきます。
水の流れに合わせてゆっくりを筆を動かすと、ふわっとした感じで絵が浮き出てきました。絵が出てきた時に「にやり」と笑われる利用者さんの表情がとても印象的でした。

④額作り
前もって準備していた額縁に、プラダンの破片や、フエルトをひっつけていきます。
日頃、ネジやボタンを重ねたり、ひっつけたりする表現をされておられる方は、これは得意な作業と言わんばかりに、たくさんの破片を手早くモリモリと積み重ねておられました。

全行程が終わると、1つの作品が完成です。
終わりの会で、出来上がった作品をみんなで見ていきました。
1枚1枚紹介されると、拍手が湧き上がります。
帰り際「楽しかった」「また来てくれる?」「次はいつ?」など皆さん声をかけてくださる様子をから、墨流しと額作りを満喫してくださったんだなと思いました。

安芸太田町でも同じ内容の表現を体験しましたが、人、環境が異なると、また違った表現方法や雰囲気を味わうことができることを学びました。
みゆき広場の利用者さん、スタッフさん、西本先生、楽しい時間をありがとうございました。

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